沙弥郎は2022年の秋に100才になったので、かれこれもう8年前に出版された本になりますが、今の沙弥郎人気の口火を切る書籍と言っていいかもしれません。沙弥郎の仕事をほとんど網羅し、アトリエやコレクションなどの写真も満載で沙弥郎ファンの入門書のような1冊です。
後にこの本に関わった編集者の熱田千鶴さんとカメラマンの木寺紀雄さんはそれぞれ柚木との共著として「柚木沙弥郎のことば」「柚木沙弥郎との時間」を刊行しています。
柚木沙弥郎:著 2014年10月刊行 発行:グラフィック社
A5 上製 160頁
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下出版社の書籍紹介文
70年に及ぶ民藝の染色を発端とした芸術活動の記録と、その審美眼、独自の感性によって集めた世界中の民芸品コレクションを一挙公開。
柚木沙弥郎の藝術と生活の中から生み出された、含蓄ある言葉の数々も、今の世を生き抜く人たちに、勇気を与える内容です。
90歳を超えているとは思えない若々しい感性の作品が見られ、またその目を通して集められた世界中の民芸品コレクションなど、貴重な写真と文章が満載です。